思い出の写真
恵那峡合宿1970
フォーク・メイツ創立者の先輩たち
当時はまだ体育学部が猿投に移転していなく、体育学部の先輩も多かった。4年生は神様、3年生が人間、2年生は奴隷、1年生に当たってはゴミ同然。というのが当時の当たり前の関係だった。かのギターの神様K先輩が2年生で私は1年生だった。先輩方は雲の上の存在で怖かったが、しこたま優しくもあった。音源もレコード時代。先輩たちの指使いを見てギターを学んだ。
先輩たちはギターも上手かったが、ハーモニーがとても素敵だった。合宿では発声練習から徹底的にしごかれた。2日目にはみなかすれ声でまともに声の出るものはいなかった。一回声をつぶして一人前というわけだ。
発声練習の様子。腹から声を出す。のどをあけて歌う。腹式呼吸。ハモをのせる。何回も何回も練習した。左でギターを弾くのが、あの誰もが恐れていたR先輩である。こうして見るとそんなに怖くない。が、声が今も響く。
野外で歌う。PAなんてものはない。声がちゃんと出ないと歌が聞こえない。ギターもきちんと弾かないとしっかりした音が出ない。先輩たちのギターはストロークもフィンガーもとてもきれいに聞こえた。今考えてみると基本がしっかりできていたなあと思う。今はピックアップのついたギターなんてものがたくさん売り出されていて最初からアンプを通して音を出したりやたらエフェクターを使ったりするが、生の音がしっかりしていなければ結局だめだね。
左のバンドは「ウイークエンド」フォークコンテスト優勝バンドだ。リードギターはK先輩。上の写真はまだ1年生コンビの「ウォーター・メロン」スリーフィンガーも覚えたて。この頃では珍しかったオーバーオールを着ている。
メイツの伝統はここから始まった
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